11月 25, 2018

「海浜くらしの研究所」Vol.4 粕谷 哲さん(後編)

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焙煎から農園、さらに街づくりにまで広がる可能性。
海辺のコラボブースでは、コーヒーが海に似合うことも発見。
「海浜くらしの研究所」Vol.4 粕谷 哲さん


さまざまなジャンルで活躍するライフデザインの達人たちを迎えて、どんなくらしが自分を楽しく、豊かにしてくれるのかを研究する「海浜くらしの研究所」。
その第4回目のゲストは、先週に続いてバリスタとして世界大会で優勝され、国内外でおいしいコーヒーを広める活動もされている粕谷 哲さん。焙煎から農園、街づくりにまで広がるフィールドから、海浜での生活やくらしで大切にされていることまで、幅広くお話しいただきました。


焙煎から、さらに農園にまで可能性が広がる

「PHILOCOFFEA(フィロコフィア) ROASTERY & LABORATORY」の方は、基本的には(コーヒー豆の)焙煎所としての役目なんですよ(飲むスペースはあります)。日本でもまだ何十台もないような1千万以上する最先端の焙煎機があって、僕は基本的にそこで品質チェックとかクオリティコントロールに近いようなことをやっている、という場所です。

「RUDDER(ラダー) COFFEE」をまず作るところから始まっていて、今後大きくしていくことを見据えたときに、焙煎機が必要だよねという話になって「PHILOCOFFEA」を作ったので、始まりが逆なんですよね。オープン日は同時ですが、軸は「RUDDER」なんです。

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ジョージさんに「コーヒー農園もやるっていうこと?」と訊かれましたが、今の計画ではあります。2年前の世界大会で僕は「I’m not a farmer. I’m not a roaster. I’m just a barista and a brewer 」と冒頭と最後に言ってるんですが、「僕はファーマー(農夫)でもないし、ロースター(焙煎家)でもない。ただのバリスタなんです。だから淹れ方にフォーカスしました」っていうプレゼンテーションなんですが、でもやっぱ焙煎したいし(笑)。だんだんさかのぼって行く流れでは、ファーマーになるのは自然のことかと。そこで再来月に行くラオスの農園を手がけるっていう計画はあります。



中心になって進める「船橋コーヒータウン計画」

船橋は、僕の体感ですけど、かなり(コーヒーラバーが)多い気がしますね。ウチのお店もあるし、チェーン店がいっぱいあるので、かなり流行っているんじゃないですかね。
「船橋コーヒータウン計画」は、僕の共同経営者である梶が発起人です。 (先週お伝えした)東武百貨店でやる「船橋コーヒーフェスティバル2018」などが主な活動になっていますね。(『PHILOCOFFEA』(フィロコフィア)も出店しますが) 今回僕たちが出しているのは(普段出しているもののほか)、最近では高品質って言われるアラビカ種100%で、アラビカ種の親に当たるユーゲニオイデスっていう品種。世の中に出回っている品種はアラビカ種の子どもたちで、ユーゲニオイデスは出回ってないんです。ユーゲニオイデスとの掛け合わせで生まれているのがアラビカ種なので、世の中にある豆はほとんどユーゲニオイデスの子孫なので起源となる品種ですね。かなり珍しいのですが、粒が異常に小さくて、焙煎もすごく難しいんですけど、とてもジューシーで、ドライレーズンとかドライグレープとか、干して熟度が高まったような、そういうコーヒーです。
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ただ(この期間は)僕はいないんです。確か海外に行っているのかな。(『PHILOCOFFEA』にも)月に2、3日いるくらいですね。
「電話してから行ってくだい(笑)」と、ジョージさん。



コーヒーは、海辺にも似合う

(今年の夏、葉山の一色海岸にコラボブースを出店したが)海ってやっぱり、夏だったらビールとかかき氷とか、そういったちょっと冷たいものを連想すると思うんですけど、何となくホットコーヒーが海に合う、っていうのを発見しましたね。僕たちは、ピニャ・コラーダとか、コーヒー以外にも出していたんです。それもコーヒーに漬けたラムで作るピニャ・コラーダでした。



ドルフィンスイムに星空。海浜で遊び、くらす楽しさ

海は好きですよ。 (ドルフィンスイムは)去年、初めて御蔵島で。(イルカと) 一緒に泳げましたね、ほんとに奇跡的に目の前にイルカがいっぱいいて。 (イルカも人間と同じで)目を合わせてきますよね。感動的ですね。

ジョージ:
イルカの目って、大きいんでしょ。
麻耶:
人間にちょっと似てますよね、白黒ちゃんとあって。
粕谷:
表情がちゃんと読み取れますよね。
麻耶:
ジョージさんより、つぶらな瞳だよ。
ジョージ:
でもさ、表情って言えばオオジロザメなんか、すごいいい表情じゃん。
麻耶:
そこ?!

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千葉も、東浪見海岸ってところへ行くと、夜は(星空が)すごくキレイですよ。ぜひおすすめですね。(街灯も)少ないところがあって。その辺りに行くと、ちゃんと天の川が見えるところがあります。



くらしで一番大切なのは、奥さま

(くらしのなかで一番大切にしていることは)う~ん、奥さんですかね。今はもうそれだけですね。海外を飛び回っていて、うらやましいって言われますけど、寂しいですよね。たまに(海外にも)連れて行くんですけども、僕はほんとに海外に行っても1日中、朝から晩まで仕事しているんですよ。観光なんて一切しないんで、連れて行ってもかわいそうだから、それで、日本で待っていますけど。僕のコーヒーを飲んで何て言うか、ですか? なんか、何でも「うまい」って言いますよ(笑)。

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前編はこちらへ⇒「海浜くらしの研究所」Vol.3 粕谷 哲さん(前編)