11月 11, 2018

「海浜くらしの研究所」Vol.2「Def Tech」 Microさん(後編)

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年齢と共に変わる、音楽の作り方、伝え方。
くらしで変わらず大切なのは、ワンちゃんとの時間と家事に手を抜かないこと。
「海浜くらしの研究所」Vol.2 「Def Tech」 Microさん


さまざまなジャンルで活躍するライフデザインの達人たちを迎えて、どんなくらしが自分を楽しく、豊かにしてくれるのかを研究する「海浜くらしの研究所」。
その第2回目のゲストは、先週に続いてジャワイアン・レゲエグループ「Def Tech」のメンバーで、サーファーでもあるMicro(マイクロ)さん。海と関わりのある音楽との出合いや、くらしで一番大切にしていることなどをお話しいただきました。


アメリカンスクール仲間の紹介でShenと出会う

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「Def Tech」も、もう(デビューから)10年を超えましたが、Shenとの出会いはアメスク出身の子たちからの紹介です。共通の友だちがすごくいたなかで、特にギタリストのチャーさんの息子さんが紹介してくれました。僕は日本の学校だったんですが、留学ができる大学に行っていて、その当時から周りに英語がしゃべれる子が増えてきて、アメスク出身の子たちともたくさん出会えたんです。

「日本語と英語の切り替えがスムーズ」ってジョージさんは言ってくれますが、僕はまだまだ(英語は)頑張っている最中ですね。Shenに本当に発音を直されて、「違うよ、それでは伝わらないから」って、100回練習とか今もさせられています。
レコーディングまでに舌がもつれちゃいそうなときがありながらも発音には努力してます。(Shen先生は) 厳しいですね。


キャリアを重ねていくうちに変わってきた、音楽の作り方、伝え方

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難しくなっていく部分と、やりやすくなった部分がありますね。(デビューした)2001年当時は911のテロがあって、僕たちは、ラブソングを歌わずにデビューしようっていうのがテーマだったんですね。世界平和だったり、いろんなフィロソフィーや哲学や思想などを織り交ぜながら音楽にしていこうと。そのためにはラップだけじゃ硬いからメロディラップでとか、ハーモニーが大事と言っていたんです。その後、震災もあって、だんだん心の話にもなってきて、なんか表現方法が難しくはなっているんですよね。


今までの経験則がうまく作用して今回の「Cloud9」みたいにポンッ、とスムーズに出てくる曲もあるし、逆にその経験則が邪魔してマンネリ化している自分に飽き飽きしたり。どうしても(似たような)メロディ、節回しになっちゃうのが嫌で、壊したくなる衝動もあるし。何だか、自分のなかで難しさと簡単さが混然一体となっていて。でも、(そうした葛藤を)手放しちゃったら成長はないな、とも思いますね。


子供の頃、海辺で友だちから教えてもらったラップ

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僕は2歳でボブ・マーリーのレコードを自分でかけていたみたいですね。(ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの)「Kaya」のアルバムを聴いていたのと、マイケル・ジャクソンが出てきてMTVが出来上がってきたときなので、もうマイケルとブラックミュージックばかりでしたね。


ちっちゃい頃は、僕が彼ら(同い年でプロサーファーの大野“Mar”修聖と大野“Nori”仙雅の双子の兄弟)から、新しい音楽を聞かされていました。小学校4年生くらいに、(彼らが)海でラップしてて、「何してるんだろう、カッコいいな」と思って、見よう見まねで僕は、ラップを覚えたんですよね。やっぱり世界中を回っているのでいい音楽を知ってるんです。その影響を受けて僕の音楽は始まったので、逆に僕はいつかフィードバックしてMar君に返していこうっていう思いがあって、一緒に音楽を作ったりしながら、だんだん(Mar君も)歌えるようになっていきましたね。


仕事と同じように家庭のことも大切にする

家庭が円滑に回るためにはまず、ワンちゃんのいる生活、動物と一緒に暮らすこと。実家で(犬といる)親を見ていてもそう思うんですけど、人間だけだとギクシャクしてくるなと感じます。そして、家庭はやっぱり平和であることを心がけたいから、仕事に手を抜かないのはもちろん、家庭(のこと)にも手を抜かないよう心がけています。いいライブしてワ~とお客さんが盛り上がったり、何千人の前でライブもするけど、ちゃんと家でパンツを洗って、靴下もピンピンと伸ばして、シャツもシワにならないように伸ばして乾燥機に入れて、皿洗いもして。どれだけステージに立っていても、家庭のことに手を抜かないっていう気持ちを大切にしています。

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前編はこちらへ⇒「海浜くらしの研究所」Vol.1「Def Tech」 Microさん(前編)