2月 10, 2019

「海浜くらしの研究所」Vol.15 押尾コータローさん(前編)

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海で過ごすのが好きで、ダイビング初体験も夢中に。ニューアルバムにも、沖縄の夕焼けから生まれた新曲。
「海浜くらしの研究所」Vol.15 押尾コータローさん


さまざまなジャンルで活躍するライフデザインの達人たちを迎えて、どんなくらしが自分を楽しく、豊かにしてくれるのかを研究する「海浜くらしの研究所」。
その第15回目のゲストは、ギタリストの押尾コータローさん。今日は押尾さんに、最近の楽曲や、海浜くらしについてもお話しいただきました。



バレンタインのほろ苦い思い出

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(バレンタインまであと4日ですが)いつも思い出す高校時代の出来事は「チョコ何個かもらえるかな」と思ってロッカーや教室の辺りをうろうろしながら、誰かくれないかな〜、後輩が「押尾先輩!」とか来ないかな〜って。でも、待てど暮らせどぜんぜん来なくて、1枚ももらえず。(ギターが弾けるとモテそうなイメージがありますが)そんなことなくて、しょうがない家に帰ろうと、「おかーちゃん、ただいま〜」って帰ったら「コータロー、チョコレートここに置いてるから」って言われて。値段の貼ってあるハート型のチョコレートがあったのを覚えてますね。87円のシール取っといてよ、みたいな。(高校から帰る道は)それはそれで哀愁が漂って、いまだに何か曲ができそ〜ですよ。

(押尾さんとDEPAPEPEのお二人が“DEPAPEKO”としてリリースしたJ-POPカバーアルバム『PICK POP!』にはPerfumeの代表曲『チョコレイト・ディスコ』も収録されていますが)DEPAPEPEがこの曲をバレンタインコンサートでやっていて、ゲストで呼ばれたので、Perfumeのテクノの曲をギター3本でできないかなとアレンジして持っていったら、うまくいって。それがきっかけで、じゃあアルバム出しましょう、って話になってできたんですよ。


出会いを通して何かが生まれる

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(2月20日には押尾さんのオリジナルフルアルバム『Encounter』がリリースされますが)「Encount」には「遭遇」の意味もありますが、やっぱり「出会い」。一人で演奏してきてDEPAPEPEとの出会いもありましたが、(平昌五輪の開・閉会式の音楽監督も務めた)梁 邦彦(りょう くにひこ)さんとのコラボレーションで、初めて(韓国の)旌善(ジョンソン)郡のアリランをカバーしました。アリランという曲は知っていましたが、ジョンソン郡のアリランは、メロディがちょっとマイナーなんですね。アリランはメジャーの曲なのですが。韓国の人はみんな知ってるから変なアレンジはできないな、って思いましたが、いろんな形でアレンジしている梁さんのアリランを聴いて、僕もギター小僧が喜びそうなアリランをやったらカッコいいんじゃないかと思って。

もう一つはウイリアム・アッカーマンさんとの出会い。僕が高校生のときに初めて出合ったレーベルが、ウインダムヒルレーベルで、(創設者の)アッカーマンさんはヒーリングではなく、ニューエイジミュージックと言われていて。いまヒーリングミュージックって言われていますが、その前にこうした種類の音楽を確立させたのがアッカーマンさん。ウインダムヒルレーベルをレーベル買いしていたくらい好きでした。

(セッションは)もう感無量でしたね~。たまたまアッカーマンさんが(奈良・春日大社本殿前で)奉納演奏をすることになり、一緒にコラボレーションできる (日本の)ギタリストはいないかという話になって僕の名前を出してくれたのがきっかけで。すごくフランクな方で、「ナユタ」もすごく気に入ってくれて。それならこの曲を一緒にやりましょう、ということで東京と大阪の2か所でやったのですが、アッカーマンさんの方から「何か一緒に録ろうか」って言ってくれて形にできたんですよ。

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麻耶:
(リリースされる2月20日は)ジョージさんのお誕生の日ですね。

ジョージ:
そう、これ、絶対売れますよ!

押尾:
すご~い、2月20日ですか?

ジョージ:
そう、2月20日に出るレコードって、すごく売れるんだよね、アルバムもね。

麻耶:
ジョージさんが売ってくれるんですよね、きっとね。

押尾:
ジョージさん、売ってもらおうと思って今日、千枚持ってきた(笑)。



海からのインスピレーション

(ミュージックビデオに海も出てきますが)海は泳ぐのも、ぼ~っとするのも好きだし、宮古島では初めてダイビングもやりました。「30分だけ潜ります」っていうダイビング体験コースみたいなのがあって。一応、酸素ボンベをつけるんですが、それがもし外れたらどうするのかなって思いながら、慣れて、もっと行きたいという頃には「戻ります」って言われても「もっと泳ぎたい!」と思って。(海の)底からのぞく海面がすごくキレイでしたね。

(今回のアルバムに入っている『夕凪』は)沖縄の夕焼けを見てできた曲ですが、ホテルから見える水平線が本当にキレイで、帰りたくないな、ずっと続けばいいのにな、なんて思ってできた曲ですね。海の曲はギターが合うんですよね。ギタリストにも海が好きな人は多いと思います。ベンチャーズとか、エレキギター(のジャンルも)海じゃないですか。



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押尾さんのコンサートツアー2019が決定しています!
3月8日(金)の大阪公演を皮切りに、日本全国12公演。東京公演は、3月17日(日)東京国際フォーラム・ホールC。千葉公演は、3月28日(木)柏PALOOZA。
愛知公演は、4月13日(土)日本特殊陶業市民会館ビレッジホール。そして、ツアーファイナルの神奈川公演は、5月18日(土)横浜関内ホール 大ホール。チケット絶賛発売中です。

(これらのツアーのほか海でのライブも参加されていますが) OTODAMA SEA STUDIOが三浦海岸で行われていて、キマグレンのクレイ(勇輝)さんがやられてて、よく出てましたけど。すぐそこが海でしたが、とにかく暑かったです。エアコンはあるのかもしれないけど、会場の熱気で暑いのかもしれないし、本当にただ暑いだけなのかもしれない。でもシチュエーションはすごく、いいですよね。(海のライブも)またやりたいですね。