1月 20, 2019

「海浜くらしの研究所」Vol.12 大原洋人さん(後編)

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自分がサーフィンしたいときに、サーフィンができる環境が一番大切。これまで支えてきてくれた人たちに感謝しながら、五輪を目指す。
「海浜くらしの研究所」Vol.12 大原洋人さん


さまざまなジャンルで活躍するライフデザインの達人たちを迎えて、どんなくらしが自分を楽しく、豊かにしてくれるのかを研究する「海浜くらしの研究所」。
その第12回目のゲストは、先週に引き続いて2020年の東京オリンピックのサーフィン競技会場でもある千葉県長生郡一宮町ご出身で、その東京オリンピックへの出場も期待される注目のプロサーファー、大原洋人さん。今日は大原さんに、プロサーファーとしての活動や地元の話題を中心に、お話しいただきました。



海外を転戦する日々

(活動の)拠点は一応、日本なんですが、(日本にいるのは)1年でだいたい3か月から3か月半くらいですね。ほとんど海外で試合を転戦している感じですが、試合の場所に行ったりするのは結構好きですね。(滞在期間は)長くて10日間から2週間くらいで、同じ国で(試合が)続いたりすると、その国に3週間から1か月くらいいることもありますね。試合が始まる4日くらい前に着いて、3日間くらい(会場となる)海で練習して試合に臨む感じです。波にも慣れなきゃいけないし、その場所に合う板も探さなきゃいけない。サーフボードは、だいたい5~6本くらい持っていって、合いそうな板を試しながら一番しっくりくる板で試合に出るっていう流れですね。
だいたいこの時期が(1年の)スタートになるんですが、スケジュールが出てくると「次にここに行って、ここに行って」と計画を立てて、最後はだいだいハワイで終わるように1年の流れを決めていくって感じですね。ハワイだと、ハレイワとサンセットで試合があるんですが、(サンセットは)海が広く、沖で波もそれなりに大きいですし、あれこそ本当に海が割れてる、っていうような感じです。

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ジョージ:
ハワイの波、大きいね、冬。地面で感じるもんね。あの、波がボ〜ンと割れたときに、足から分かるんだよ。

大原:
寝てても感じますもんね。ど~ん、みたいな。

麻耶:
えっ、そんなに?!

大原:
あっ、波大きくなってきたな、みたいな。

ジョージ:
明日、波大きいよ、大きいよ(笑)。



サーフィン熱の高まりを感じる地元

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(東京オリンピックのサーフィン競技)会場が一宮町に決まってからは、住民みんなが意識してるんじゃないかな、っていう風に見えますね。オリンピックは究極のアスリートが出る試合っていうのは誰でも知っているので、サーフィンってかなりスゴいスポーツなんだって町の人が思い始めてるのかなって。何より(サーフィンを)知らなかった人が知ったというのは、スゴくよかったと思います。
たぶん毎日、波があると言われているから一宮に決まったと思うんですが、普段、波が毎日あるのが当たり前だと思ってサーフィンをしています。(波がなくて)サーフィンができないのは、1年に1日か、そのくらいですかね。

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(海以外の一宮町の魅力は)海沿いは、サーフショップがたくさんあって、お洒落なカフェがあって、という感じですが、少し中にある駅の側に行くだけで、昔を感じさせるお店や大きな神社があって、雰囲気が全然違うのがいいところかなと思いますね。(休みの日も)自分は海に行くことが多いんですが、食べるのが大好きで、駅の近くの古いお餅屋さんがあるんですが、そこのお団子とかを結構よく食べます。初めて行ったときお店の人に「あっ、大原洋人選手ですか?」って言われたんですが、それに関係なく3日に1回くらい行っていて、たぶんもう「あっ、また来た」くらいな感じで思われてると思うんですが。



サーフィンを通じた交流

(くらしのなかで一番大切にしていることは)自分がサーフィンしたいときにサーフィンできるっていう環境が一番ですね。(サーフィンを)したいときにやりたいのがプロサーファーであり自分でもあるので、サーフィンをしたいときは、したいです。
(Def Tech の『The Day Dream』をリクエストして)海沿いを(車で)走っているときだったり、海に行くときに必ずと言っていいほど聴きますね。(Microさんは昨年、このコーナーの1回目に出演しましたが)選んでよかった、と思っています。彼もサーフィンをやるんで、千葉でサーフィンするときは一緒にやったりしますね。

「Mar (プロサーファーの大野“Mar”修聖)の歌うまいね」とジョージさんが言われた通り、(彼の)歌を聴いたことがありますが、うまいですよね。ちなみにアップルミュージックに入ってます。(自分は)めちゃくちゃ下手です、すみません。でも、歌うのは大好きです。



オリンピックでチャンピオンに

(オリンピックは) もちろん地元でもありますし、ぜひ出たいですね。(日本代表の条件は)二つあるんですが、一番大きな(ワールドサーフリーグ/WSLの)ワールドチャンピオンシップツアーのランキングでトップ10に入るか、もう一つは、去年は(愛知県の)田原で行われたISAワールドサーフィンゲームスでアジア人のなかの一番になるか、二つの道しかないんですが、日本からは男女二人ずつ出られます。 (ワールドチャンピオンシップツアーでトップ10内が二人いたら)二人とも出られます。 (オリンピック出場への自信は)あります。

(これまで感謝の気持ちを語ってきましたが)小さいときからサーフィンをやらせてもらって、お父さんとお母さんの応援のお蔭でやってこられて、いまプロになって、だんだんと、ほかの人の力も必要になってきて、そういう人たちが支えてくれて自分も世界に出られるようになったので、こういう人たちがいなかったら、いまの自分はいないな、と振り返る事が多くあるので感謝していますね。周りにそうやってサポートしてもらえている人が少ないから、余計に自分はラッキーだなって常に思います。みんな、(自分が抱く)その夢に向かってやってもらってる、っていうのはありますね。(オリンピックで)チャンピオンになれるように頑張ります。

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前編はこちらへ⇒「海浜くらしの研究所」Vol.11 大原洋人さん(前編)